猫は実にいろいろな声で鳴くのですが「ウウウ…」等と唸るように鳴くのを見たことがある方もいらっしゃるのではありませんか?
特に野良猫なんかは、よく「ウウウ…」と言ったりしていますよね。
うちの近所でも、夜になるとよく聞こえてきます。
飼い猫はあまり唸らないと思いますが、だからこそそういう鳴き方を初めて耳にすると「どうしちゃったんだろう?」と気になりますよね。
今回は、猫がなぜ唸っているのか?その時の感情は?気持ちは?その他の理由についてもお話しします。
猫が唸るときの気持ち
さっそく、「猫が唸るときの気持ち」についてお話しします。
考えられる気持ちはいくつかありますが、たいていネガティブな状態ですので、刺激しないで様子を見てあげることが大事です。
怒っている
まず一つ目として、不機嫌であることが考えられます。
人間の赤ちゃんでも、怒るときに「ウウウ…」と低めの声でアピールします。
それから火がついたように泣き始めたりしますよね。
猫もそれと同じで、怒っている時は低く唸ります。
不満があるというレベルではなく、割と真剣に怒っているので、怒りの原因を取り除いてそっとしておいてあげましょう。
怖がっている
次に、唸っているのが恐怖心である可能性もあります。
私の飼っている猫は今でこそベタ慣れですが、最初家に来たばかりの時は、家具の陰に隠れて唸り声を上げて全く出てこようとしませんでした。
あとは、雷の時に唸る猫もいるというような話を聞きますね。
その場合は安心させてあげることが第一です。
家に来たばかりの猫なら落ち着く場所にひとりにしておく、慣れている猫ならそばにいてあげるなどの対応をするといいですね。
威嚇している
最後に、威嚇をするときにも猫は唸り声を上げます。
特に野良猫はよくお互いに威嚇し合って、喧嘩したりしていますね。
家で飼っている猫が何かに威嚇することは少ないかもしれませんが、見慣れないものや、新しく来たペットなどに対して威嚇することは考えられます。
威嚇している対象に対して、適度な物理的距離を置いてあげるといいかもしれません。
猫は発情期でも唸ることがある
唸り声を出すのは発情期でも同様におこることはご存知ですか?
発情期になると、オス猫はマーキングをしたり、メス猫は高い声で鳴いて床の上で転がり込んだりします。
よって、発情期はトラブルや近所迷惑のもとになります。
必要に応じて、適切な避妊・去勢手術を受けさせるといいでしょう。
唸って動かないときは病気かも
最後に、猫が唸り続けて動かないような時は、体調不良の可能性があるので注意が必要です。
人間もお腹が痛いときに唸ったりするように、猫も体調が悪いと唸り声を上げ、動かないでじっとすることが多いです。
何かへん?様子がおかしいと思ったら、できるだけ早く動物病院に連れて行ってあげましょう。
猫は病気ですぐに体に影響が出てしまうので、早めの対応が必要です。
猫が唸っている時の対処法
猫が唸っている時は、怒りや不安などのネガティブな感情を抱いているので、まずは落ち着けるようにそっとしておきながら様子を見ます。
無理に構っていい気分にさせようとするよりは、刺激しないでおきましょう。
しばらくすればおさまるはずですが、ずっと唸っていて動かないなら病気が隠れているかもしれないので、動物病院に連れていくようにしてください。
猫の唸り声は大事なサイン
人間と違って唸り声は、言葉を話すことができない猫の不安定な感情を伝えるための重要なサインです。
飼い主さんにあらゆる方法でサインを送っているのです。
よく観察して飼い主さんがそっと見守ってあげることが大事です。
その上で、何かへん?様子がおかしいと思ったら、動物病院で獣医さんに相談するといいでしょう。
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