猫がずっと鳴いてるのはなぜ?その原因はストレス?
最近、コロナの影響でリモートワークが普及し、家にいる機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
それ自体はありがたいことなのですが、中には飼い主さんが家にいることが当たり前になってしまい、留守番ができなくなって鳴き続ける猫がいます。
こんな状況なので、今回は猫が鳴き続ける原因についてのお話をしようと思います。
猫がずっと鳴いているのはストレスかも?
猫は自分の気持ちを伝えるために、いろいろな声で鳴きます。
でも、立て続けに鳴くことはあまりないですよね。
それだけに、猫があまりにも鳴いていると心配になると思います。
まず考えられる理由としては、甘えがあります。
退屈で構ってほしいから、飼い主さんが振り向いてくれるまで鳴き続けるようなケースですね。
このような場合は甘やかしすぎず、適度に我慢させることも必要なのですが、問題はストレス過多でずっと鳴いている時。
飼い主さんの姿が見えないと不安になり、鳴き止まなくなってしまうのです。
これは分離不安という症状で、猫にとっては大きな負担です。
ストレスには他の原因も考えられますが、いずれにせよ放置すると不安が増大してしまうので、動物病院で相談するようにしましょう。
メス猫は発情期でずっと鳴いていることもある
避妊手術をしていないメス猫の場合、発情期でずっと鳴き続けていることもあります。
発情期の他の特徴としては、床に転がる、体をあちこちに擦りつけるなどが挙げられます。
発情期は本能的なもののため、しつけでおさえることはできません。
適切に避妊手術を受けさせれば発情期がなくなるので、必要に応じて検討してみてください。
なお、発情期が来る前の若いうちに避妊手術をすると、がんを予防して寿命を伸ばす効果もあります。
他にも気をつけたほうがいい鳴き声
ずっと鳴くのは分離不安や何かしらのストレスが原因である可能性がありますが、その他にも気をつけるべき鳴き声があります。
それについてご紹介します。
「ウーッ」という唸り声
唸り声は、怒りや不安を表します。
猫がこのような声で鳴いていたら、落ち着けるようにそっとしておいてあげましょう。
また、病気で唸り声を上げてじっとしていることもあります。
他に気になる点がないか、気をつけて様子を見ておくといいですね。
「シャー」と威嚇する声
威嚇して相手を拒絶している猫は、気が荒くなっています。
私の猫は大人しい性格なのであまり威嚇しませんが、家に来たばかりの時は私に対してこのような鳴き方をすることがありました。
猫が威嚇しているときに飼い主さんが手を出すと、余計にストレスになりますし、引っ掻かれたり噛まれたりする可能性もあります。
遠くから見守ってあげましょう。
「ニャオーン」と言う甲高い鳴き声
どこか寂しげに甲高い声で鳴くときは、不安を抱えている可能性があります。
ただ、おやつが欲しい、構ってもらいたいなどの理由で、飼い主さんに振り向いてもらうためにこのような鳴き方をすることもあります。
見分け方は難しいのですが、しばらく無視しても鳴き止まなかったり、少しでも姿を消すと鳴き始めるという場合は、先ほどお話しした分離不安かもしれません。
ずっと鳴いていて心配な場合は動物病院で相談を
このように、猫がずっと鳴くのは単に甘えているだけの場合もありますが、精神的なストレスによる症状も考えられます。
心配な場合は、動物病院で獣医さんに相談するようにしてください。
その際、家での様子が分かる動画や、鳴き声を録音した音声があるといいでしょう。
必要に応じて抗不安薬を処方してもらったり、猫との関わり方を指導してもらうことができます。
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